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FUMITAKE NIIBO 新穂文健
FUMITAKE NIIBO 新穂文健
FUMITAKE NIIBO

新穂 文健|FUMITAKE NIIBO 2001年5月22日生まれ 鹿児島県出身 ▷ Artist Statement 「私の作品は、あたりまえの事など何もないという氣づきから生まれています。私の氣づきを墨という媒体を通じ、生命の儚さと強靭さを可視化しようと試みています。それぞれの作品は、私の生存の記録であると同時に、無常の中に発見される美への証なのです」 ▷ CALLIGRAPHY ≠ ART 私は書道家である。 しかし、私の活動は一般的に想像される「書道家」の仕事とは少し違う。 書道家という言葉からは、教室、看板、命名書などを想像する人も多い。 私はそのイメージを否定したいわけではない。 その既知の言葉をあえて使うことで、「文字」という画材を手に入れたのである。 「書道」という言葉を知っている人ほど、私の作品を見たときに違和感を覚えるかもしれない。 その違和感こそが、私にとって重要な出発点になる。 ▷ DEVICE 私は作品を「DEVICE」と考えている。 DEVICEとは、何かに作用するための装置。 作品は壁に掛けられ、鑑賞されるだけではなく、その空間に存在し、人の感情や感覚、記憶に働きかける。 それは人だけに限らない。 私は、植物や生き物に対しても作品が何らかの作用を持つ可能性を考えている。 これは曖昧で定義のないアートに一つの判断基準を与えることができる。 作品の力を人ではなく、植物が選ぶ。作品がある空間での切り花の枯れるまでの時間を測るなどして。 これがDEVICEという考え方である。 ▷ Creative -作品が生まれるまで- 私の制作は文章を書くことから始まります。 イメージが湧くまで文章の推敲を重ねてからデッサンに入ります。 文章が完成した時点で作品の全体像は、私の頭の中でほぼ出来上がっています。 私の作品には「生きる力」が込められています。 私が使う画材の「墨」は「生きる力」を表現することに適しています。 固形墨は何世紀も姿を変えずに保ちますが、水と交わった瞬間から劣化が始まります。 しかし、それを和紙に乗せると再び時が緩やかになり風合いを変えながら生き続けます。 名水百選に選ばれる鹿児島県湧水町にある丸池の水を汲み、その水で墨を磨ります。 天然素材の固形墨を30mLの墨を作るために約四時間、磨り続けます。 磨り終えた墨は粘土のような粘りのある墨になります。 水墨画の基本的な技法では始めに濃度の違う墨を三種ほど準備しますが、私は粘度の 強い墨を筆に取り、水を貯めた容器に直接浸して筆の中で濃度を調整します。 全ての線が濃度の違うため、同じ墨でも異なる発色の黒線が浮かびます。 筆はひとつの作品を書き上げるために三本ほどを最初に選びます。眼や手足など、 細かい線の表現がありますが鉛筆や極小筆を使用している訳ではなく一般的なサイズの 筆の穂先を指で割き、毛を2、3本飛び出させて書いています。 また、私は和紙を壁に貼り付けて書くため、墨が垂れる表現が可能です。 ここまで垂らすと決めて濃度を調整する技術を身に付けているため、作品の立体感や 余白の邪魔をしない表現が生まれます。意識して垂らしますが、無意識で生まれる起点と 滲みが生まれるところが垂らしの魅力です。 墨は煤と膠によって作られています。この煤と膠の割合を変えることで墨と墨が重なる 部分が白く浮かび上がります。黒で白の表現が可能になります。 このように、具現化された作品は特注の表装(掛け軸)や額装を施し完成します。 ▷ LIVING THINGS 私は文字と生き物を組み合わせる。 「輪」という文字を書きながら、その文字の中に熊を見る。 「鷲」「獅子」「雀」など、生き物の形や性質を文字の構造に取り込む。 文字は意味を持ち、生き物は存在そのものが意味を持つ。 その二つが重なるとき、文字は読むものから、魅るものへ変化する。 ▷ ORIGIN 2001年、鹿児島県生まれ。 幼少期から絵を描くことが好きだった。 8歳と13歳で脳腫瘍を経験する。 その後、書を始める。 文字を書くことは、次第に単なる技術ではなく、自分が生きることそのものと結びついていった。 「なぜ生きるのか。」 「なぜ書くのか。」 その問いは現在の制作にもつながっている。 ▷ BIOGRAPHY 新穂文健 / Fumitake Niibo 2001年 鹿児島県生まれ。 書道を基盤に、文字、墨、生き物を組み合わせた作品を制作。 ▷ Exhibitions and Achievements 2026 Solo Exhibitions「DEVICE」(Tokyo, Japan) 2026 THE SODOH HIGASHIYAMA KYOTO ,株式会社いとおかし「朝氣」(Kyoto, Japan) 2026 「KIGO Dubai」Four Seasons Hotel DIFC(Dubai, UAE) 2025 Solo Exhibitions「FUMITAKE NIIBO」警固神社社務所ビル(Fukuoka, Japan) 2024 株式会社高橋商店 純米大吟醸「美人局」ラベルデザインを担当 produce by 江藤家、いしくら 2023 JA(農業協同組合)いずみ30周年記念農業祭メインビジュアルを担当 2023 JOCジュニアオリンピックカップ大会のメインビジュアルを担当 2023 第34回全国高等学校ボクシング選抜大会のメインビジュアルを担当 2023 「燃ゆる感動かごしま国体ボクシング」のメインビジュアルを担当 2023 TOKYO ANTIQUE FAIR(Tokyo, Japan) 2022 南日本新聞社創業初の縦型での一面掲載 2022 TOKYO ANTIQUE FAIR(Tokyo, Japan) 2021 日本料理「まつき」ロゴビジュアルを担当 2021 鹿児島酒造株式会社「あくねの光」ラベルデザインを担当 2021 Solo Exhibitions「生きる道-十代最後の個展-」(Fukuoka, Japan) 2021 TOKYO ANTIQUE FAIR(Tokyo, Japan) 2020 Solo Exhibitions「SUMI」(Fukuoka, Japan)